ズバリ!便秘にも種類があり、それぞれ使うツボが違うのはご存じでしょうか?
実は女性の25%が悩んでいる便秘ですが、「3日以上排便がない状態、もしくは毎日排便があっても残便感残る状態」と定義されてます。
意外ですが毎日排便がある方も場合によっては便秘と認定されるんですね!
便秘は該当していても自覚がない場合や、死に直結しない為我慢される方も多く見逃されがちな症状でもあります。
ですが、放っておくとQOL(生活の質)の低下だけでなく、寿命を縮めてしまうことが近年明らかになりました。
最後まで読んでいただくと、便秘の基礎からツボ押しの対策まで知ることができますので、ぜひ読んでみてくださいね!
種類別の便秘解消法
便秘は大きく分けて、「機能性便秘」と「器質性便秘」に分類されます。
器質性便秘とは病気によって便秘が起こる為自力での治療が不可能で、医療機関の受診が必須となります。
機能性便秘は、病気ではなく生活習慣によりバランスが崩れ便秘になるため、自力で治療が可能で《弛緩性便秘》《痙攣性便秘》《直腸性便秘》の3つに分類されます。
便秘の中で最も多い原因で、水分不足、食物繊維不足や運動不足が原因で大腸の運動機能が低下して、便がなかなか前へ進まず、腸に長時間留まるため「硬い便」「太い便」「コロコロした便」が特徴的と言われています。
弛緩性便秘
《水分補給》便を柔らかくするため
《食物繊維の摂取》体外への排出促進。特にブロッコリー、豆苗、アボカドに含まれる不溶性食物繊維がおすすめ
《ウォーキング》外部から腸を動かし、蠕動運動を促進
《腹筋運動》蠕動運動の促進、また排便時肛門に圧力をかける際腹筋が必要
痙攣性便秘
大腸の過緊張により【蠕動運動(ぜんどううんどう)】(ミミズが動いている時と似たような動きで消化管内の内容物を移動させる運動)が強くなり過ぎて腸がけいれんを起こし、便の輸送に障害をきたしている状態です。
原因はストレスのものが多く大腸の働きを調節する自律神経がバランスを崩すことによって起こり、「ウサギの弁のようなコロコロとした硬い便」が特徴的です。
《ストレス解消》便秘がストレスにより起きていることを理解し、ストレス発散法でリラックスする。
直腸性便秘
便が直腸に到達しても便意を催さず、直腸内に留まってしまうために起こる便秘です。
便意を我慢したり、浣腸などを濫用したりすることで排便のリズムが崩れた人などに起こります。
また、結腸に問題はないため、下剤や食物繊維の効果は低く、どのタイプの便秘でも便は硬くなりますが、直腸性便秘では他のタイプと比較して特に硬くなってしまいます。
その理由として、水分が少なくなる排便直前の状態に達してから便秘状態となるためで、便は太く硬くなります。
《便秘薬を多用しない》直腸に効果のある下剤は少なくかえって逆効果
《食物繊維は水溶性食物繊維》不溶性は便の量を増やすため逆効果
レモン、にんにく、ごぼう、などがオススメ
《トイレに行く習慣》排便リズムを作るためにゆっくりトイレに座る時間をもうけ、習慣化する
ツボ押しによる便秘解消法
どの便秘もリラックスすること、外部からの刺激、排便を促す神経の刺激を行うことが欠かせません。そこで今日から行うことのできる《ツボ押し》のポイントとおすすめのツボをお伝えします。
《ポイント》
① 力加減は気持ちの良い程度
② 押すもの:自分の指がオススメですが、疲れるようであればもしくは木製のもの。身近なものだとテニスボール、ゴルフボールがおすすめ。
③ 時間帯:リラックスできるお風呂上がりや帰宅時がおすすめ
オススメのツボ
●天枢:仰向けに寝て、へそから指の幅3本分横、左右どちらともにある。
●中脘:おへそに小指をあてて、親指までの指の幅5本。親指が当たっているところを目安にし、指で優しくなぞると凹んでいる部分
●大巨:おへそから下に指の幅3本、そこから左右ともに指の幅3本の部分
●神門:掌側で、手首の小指側の腱の内側と手首のシワの交わるところ
●合谷:親指の付け根の骨と人差し指の付け根の真ん中に位置する。リラックスを促す万能ツボ
●三陰交:足の内くるぶしの骨から指4本分上で脛の骨のキワにある
※お腹にある上から3つのツボは中指、薬指でゆっくり深く沈めると効果的!
1週間は同じ便秘対策を継続しよう
便秘とひとくくりにしがちですが、機能性便秘だけでも3種類もあり、原因も様々です。
まずは器質的な問題はないのか、病院できちんと診断を行い様々な対策を取ってみてくださいね。
また絶対これをしないといけないと思い逆にストレスを抱えてしては本末転倒です。
一度に全て試すと何が効いたのかわからくなりますので、まずは水分から、まずはツボからと1週間は様子をみながら効果のあったものを続けるようにしてみてくださいね。
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